「AIの波についていけない、、、」そう感じでいる方に読んでほしい今週のAIニュースをまとめました!
今週は最近の怒涛のgoogleアップデートではなく、ChatGPTやClaudeなど様々なAIのアップデートがありました。無料で使える機能が発表されたり、AI初心者も方にも影響のあるニュースが目白押しです。
第一部では「初心者ならこれだけは押さえておきたいニュース」を3つピックアップ。
第二部では「もっとAIを深く知りたい方」に向けて3つのニュースを紹介します。
今週も一緒に楽しくAIを学んでいきましょう!!
第一部:これだけは抑えておきたい初心者必見のニュース3選
ChatGPTプロジェクト機能が無料開放|ファイル管理が誰でも可能に
2025年9月3日、OpenAIはChatGPTの「プロジェクト」機能を無料ユーザーにも開放しました。これまでは有料プラン限定だった機能ですが、今では誰でも利用できるようになっています。
プロジェクトは、長期的な作業を一か所にまとめて管理できるスマートなワークスペースです。チャットをグループ化し、ファイルをアップロードし、カスタム指示を設定することで、ChatGPTが必要な情報を記憶したまま会話を続けてくれます。
勉強なら資料を整理して復習に使え、仕事なら複数の資料をまとめて分析やレポート作成ができます。旅行計画や趣味のアイデア管理など、日常の活用にも役立ちます。
利用条件はプランごとに異なり、無料プランは1プロジェクトにつき最大5ファイルまで、PlusやGo、Eduでは25ファイル、ProやBusiness、Enterpriseでは40ファイルまで対応しています。
このアップデートはめちゃくちゃいいと思います。
公式情報はこちら→https://help.openai.com/en/articles/6825453-chatgpt-release-notes?utm_source=chatgpt.com
ChatGPTに会話分岐機能を追加|途中から別スレ開始でアイデア検証がラクに
2025年9月4日、OpenAIはChatGPTに「会話分岐」機能を追加しました。
これにより、チャットの途中から新しい会話を分けて始めることができるようになりました。
この機能を使うと、ある発言を基点にして複数の流れを同時に試せます。例えばライティングの構成を「A案」と「B案」で比較したいとき、それぞれ別のスレッドに分けて進められるため、アイデアの検証や結果の比較が簡単になります。元の会話はそのまま残るので、やり直す必要がなく、効率的に試行錯誤できるのが大きな利点です。
会話分岐はすべてのユーザーに提供されており、Web版のチャット画面で「新しいチャットに分岐する」を選ぶことで利用できます。
公式情報はこちら→https://help.openai.com/en/articles/6825453-chatgpt-release-notes?utm_source=chatgpt.com
Claudeがモバイル連携を拡張|位置情報やカレンダーとAIが直接つながる
2025年9月3日、AnthropicはClaudeアプリのモバイル連携機能を拡張しました。
iOSとAndroidの両方で、AIが端末の機能にアクセスできるようになり、これまでより幅広い作業をClaudeから直接進められるようになっています。
具体的には、位置情報や地図の参照、カレンダーの作成が可能になり、iOSではリマインダー機能にも対応しました。これにより「現在地周辺のカフェを探して予定に追加する」といった流れを、アプリを切り替えずにClaudeだけで完結できます。外出時のちょっとした予定管理や情報検索がスムーズになり、スマホのAIアシスタントとしての実用性が大きく高まりました。
この機能は段階的に展開されており、最新のClaudeアプリを利用していれば誰でも利用できます。
公式情報はこちら→https://support.anthropic.com/en/articles/12138966-release-notes?utm_source=chatgpt.com
第二部:もっとAIを知りたい人向けニュース3選
OpenAIがAI人材マッチング&資格制度を発表|Jobs PlatformとCertification
2025年9月4日、OpenAIは「OpenAI Jobs Platform」と「OpenAI Certifications」を発表しました。
これにより、AIスキルを持つ人が仕事を見つけやすくなり、学習者も公式にスキルを証明できる仕組みが整いました。
Jobs Platformでは、AI関連の仕事を探している人と企業をつなぐマッチングサービスが提供されます。ChatGPTやOpenAIのAPIを活用できる人材は、専門スキルをアピールしながら案件を受注でき、企業側も必要な人材を効率よく見つけられます。
さらにCertification制度では、ChatGPTの利用スキルを公式にテストし、合格者に認定証を発行します。これにより「AIを使える」と口で言うだけでなく、客観的にスキルを証明できるようになり、採用や案件獲得の場面で強い後ろ盾になります。現時点では試験は英語で実施されていますが、将来的には日本語を含む多言語対応が期待されます。
これらの仕組みは今後順次展開され、個人ユーザーだけでなく企業や教育機関にとっても活用できるものになると見込まれています。
公式情報はこちら→https://openai.com/index/expanding-economic-opportunity-with-ai/?utm_source=chatgpt.com
OpenAIが「AIが嘘をつく理由」を解明|LLMのハルシネーション研究を公開
2025年9月5日、OpenAIは研究記事「Why language models hallucinate」を公開しました。
これにより、ChatGPTのような大規模言語モデルが事実と異なる情報(いわゆるハルシネーション)を生成してしまう原因が科学的に示されました。
研究によると、言語モデルは「正しい情報を出すこと」よりも「一貫性のある答えを返すこと」に報酬が与えられるため、確信を持って誤った情報を出す傾向があることが分かりました。つまり、AIが堂々と嘘をついてしまうのは、学習と評価の仕組みに内在する問題だということです。
この解明は、AIを安全に使う上で非常に重要です。利用者は「AIの答えは常に正しいとは限らない」と理解して使う必要があり、開発者にとってもハルシネーションを減らすための改良方針につながります。初心者にとっては「なぜAIが嘘をつくのか」を知ることで、過信せずに使う姿勢を持てる点が大きなメリットです。
公式情報はこちら→https://openai.com/index/why-language-models-hallucinate/?utm_source=chatgpt.com
Gensparkの新機能アップデート|Clip Genius&AI Slidesで資料・動画作成を効率化
2025年9月2日と9月4日、Gensparkは新しい機能アップデートを発表しました。
これにより、動画編集と資料作成の両面で作業効率が大きく向上しました。
まず9月2日に登場した「Clip Genius」では、ひとつのプロンプトを入力するだけで、動画の解析から構成、編集、仕上げまでを自動で行えるようになりました。従来は複数のステップに分けて手作業で進めていた動画編集を、AIが一気にまとめて処理できるため、初心者でもプロ並みの仕上がりを短時間で得られるのが魅力です。
続いて9月4日のアップデートでは「AI Slides」が強化され、作成したスライドをPDFやPPTX、Google Slides形式に直接エクスポートできるようになりました。さらにテンプレートを保存して再利用できる機能も加わり、プレゼン資料を短時間で整えることが可能になっています。
これらの新機能は無料プランでも試せる範囲が用意されており、まずは気軽に体験してみることができます。
今週のAIニュースまとめと次の一歩
今週は無料で使える機能が多く発表され、初心者にとっても試しやすいアップデートが目立ちました。各社がユーザー層を広げるために、誰でも手に取れる便利な機能をどんどん追加している印象です。
大切なのは、記事を読むだけで終わらず、実際にひとつでも機能を触ってみることです。体験を通して初めてAIの便利さや可能性が実感できるはずです。ぜひ気になる機能から試してみてください。
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