AIの進化が早すぎてついていけないと感じている方も多いのではないのでしょうか。毎週の最新AIニュースを追いきれないと悩んでいるケースも少なくありません。
本記事では、2025年10月13日~19日に発表されたAIニュースの中から重要ニュースを厳選し、2部構成で6つ紹介します。第1部では無料で使える機能や初心者にもわかりやすいAIニュースについて解説します。第2部では中級者・上級者向けに今週の最先端AIニュースをピックアップしました。
記事を読めば、今週発表されたAIニュースを完全に把握できます。今週は「Copilotの大幅アップデート」や「NanoBananaがGoogleレンズから利用可能になる」など、無料で使用できるアップデートが多い一週間となりました。気になるAI機能があったら、実際に使って機能の凄さを体感してみましょう。

今週もAIニュースを一緒に見ていこう!
第1部|初心者必見!無料で利用できる機能や最新AIニュース
AI初心者の方もこれだけは抑えておきたい最新AIニュースを以下の3つ紹介します。
Copilotが進化|Vison、音声、AIエージェント機能がWindows11に本格導入
2025年10月16日にMicrosoftからCopilotの追加機能を発表しました。今回の機能追加によりCopilotが単なるAIアシスタントではなく、AIエージェントへと進化しました。
今回発表された、Copilotの主な追加機能は下記の通りです。
Copilot VisionとCopilot Voiceについては全てのWindows 11 PCに展開されており、無料で利用することができます。Copiloc Actionsは現在Windows Insiders向けにプレビューされています。
※)Copilotの基本機能およびVoice/Vision機能の利用に追加料金はかかりませんが、Microsoft 365製品内での高度な機能(Copilot for Microsoft 365)には別途ライセンスが必要です。
›› Windows公式ブログ

Vision機能で画面共有すると、共有した画面の内容を要約してくれたよ!
詳しい内容については別の記事で後日紹介するよ!
CoogleレンズからNano Bananaが利用可能に
2025年10月13日にGoogleはNano Bananaを「Googleレンズ」やAIモードで順次導入することを発表しました。Nana Banana(正式名称:Gemini 2.5 Flash Image)とはGoogleが提供する、高い一貫性を持つ被写体の生成・編集に優れた最先端の画像生成AIモデルです。
例えば、持っているワンピースの形の青色バージョンが欲しい場合に、GoogleレンズでNano Bananaを使用する手順は下記の通りです。
- Googleレンズの「Create mode(作成モード)」で手持ちのワンピースの写真を読み込み、「色を青に」と指示をして画像を編集します。
 - 作成した画像をGoogleレンズ検索にかけます
 - イメージに最も近い商品を瞬時に探すことができます
 
現在GoogleレンズでのNano Bananaの使用は、アメリカとインドの英語版の提供が開始されており、今後他の国や言語にも対応予定です。
›› Google公式ブログ

調べたい画像がない場合編集して、検索しやすくなるのはいいね!
ChatGPTメモリー機能進化|自動記憶整理&検索機能追加
2025年10月15日OpenAIはChatGPTのメモリー機能に、自動管理機能と検索・並べ替え機能を追加しました。ChatGPTのメモリー機能とはユーザーとの会話を記憶し、より良い回答を提供するための機能です。
今回ChatGPTのメモリー機能に追加された主な機能は下記の通りです。
今回ChatGPTのメモリー機能に追加された機能は、現在ChatGPT PlusおよびProの有料ユーザー向けに、ウェブ上で全世界に展開されています。

僕はメモリー上限に達してるので、自動整理機能は非常にありがたい!
第2部|もっと知りたい人向け!最先端AIニュース
もっと最新のAIニュースを知りたい人向けに最先端AIニュースを3つ紹介します。
Google Veo 3.1登場|動画生成が高精度&高速化
2025年10月16日にGoogleが動画生成AIモデル「Veo」の最新版となるVeo3.1、Veo3.1Fastを発表しました。Veo 3.1は、既存の「Veo 3」をベースに開発された、テキストや画像から動画を生成するAIモデルの最新版です。
今回Veo3.1でアップデートされた内容については下記の通りです。
Veo3.1FastはGoogle AI Pro プランで利用可能です。Veo3.1を利用するには、有料のGemini API 経由やGoogle AI Ultraプランが必要となる可能性があります。
›› Google 公式サイト

僕も「トマトのヒーロートメイトマンが、トマト飴を売ってみんなを喜ばせてる動画」って指示して作ってみたよ!
簡単にクオリティーの高い動画が作れて面白かった!
ChatGPT×Slack連携強化|Slack上でChatGPTが直接使用可能に
2025年10月13日(現地時間)にOpenAIはChatGPTとSlackの連携を強化することを発表しました。今回のChatGPTとSlackの連携強化で追加された主な機能は以下の2つです
ChatGPTとSlackの連携により、アプリをいききすることなく2つのアプリを利用するタスクを完結できるようになるため、作業効率が飛躍します。
ChatGPT connector for Slack(コネクト版)はPlus、Pro、Business、Enterprise/Eduの各ユーザーが利用可能です。ChatGPT app for Slack(アプリ版)の利用には有料のSlackアカウントが必要です。›› OpenAI公式サイト

これから他のアプリケーション内でもAIが使えるようになりそうだね!
Claude Haiku 4.5発表|「安く・早く」が劇的に進化した新世代モデル
2025年10月25日にAnthropicから新モデルClaude Haiku 4.5を発表しました。Claude Haiku 4.5は、速度とコスト効率を追求しながらも、特定のタスクでは高性能モデル(Sonnet 4)を凌駕するAIモデルです。
Claude Haiku 4.5の魅力は安さと速さです。これまでのSonnet 4よりもAPI経由で利用する際のClaude Haiku 4.5のコストは3分の1になり、応答速度は2倍以上になります。
Claule Haiku 4.5役立つ例として顧客対応チャットボットが上げられます。
応答の遅延が少なく、質問に対して瞬時に正確な返答を生成できるため、顧客満足度を損なうことなく、サポート業務の自動化を実現できます。
Claude Haiku 4.5の利用方法は下記の通りです。
- Webブラウザからhttp://claude.aiにアクセスし、サインインします
 - 新しいチャットを開始し、モデル選択画面を開きます
 - モデルリストからClaude Haiku 4.5を選択肢、利用を開始します
 

Claude Haiku 4.5はWeb版でモデル選択することで、無料アカウントでも利用可能です。開発者の方などがAPI経由でClaude Haiku 4.5を利用する場合は有料です(入力トークン100万個あたり1ドル、出力トークン100万個あたり5ドル)。
›› Anthropic 公式サイト

一般ユーザーの方は応答速度が早くなったモデルが出たって認識で良さそうだね!
まとめ|気になるニュースを一つ覚えておこう
今週もAIが私たちの生活を一歩先に進めるニュースがいくつも登場しました。
Windows CopilotがAIエージェントへ進化し、Google ではNano Bananaが利用可能になりました。ChatGPTやClaudeなど、主要AIが次々とアップデートを重ねています。
紹介したAIニュースを全て頭に入れる必要はありません。気になったAIニュースを1つだけ覚えておくだけでも、十分に未来の変化を感じられます。
来週もAIの進化を一緒に楽しく追いかけていきましょう。

今週も読んでくれてありがとう!
  
  
  
  
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